関連トピックス

フレイルになる人は2年前に舌の動きが衰えていた―岡山大学の研究

岡山大学病院 歯科・予防歯科部門の竹内倫子講師と岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の森田学教授らの研究グループは、「タ」の1秒間に発音できる回数が少ない人は2年後にフレイルになりやすいことを明らかにした。 本研究成果は、2022年1月20日に スイスの学術誌「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載された。

岡山大学病院歯科・予防歯科部門を受診した60歳以上の患者を対象にフレイル評価を行い、健康だった人を2年間追跡調査した。2年後に健康のままだった人とフレイルになった人とにどのような違いがあるかを分析したところ、2年後にフレイルになった人はすでに舌の動きが衰えていることが分かった。舌の動きが衰えるとコミュニケーション障害や栄養不足を介してフレイルに影響する可能性があると考えられた。

フレイルとは、健康な状態から要介護の状態に移行する中間の段階で、心身が老い衰え、軽度の認知障害や社会とのつながりが減少した状態のこと。舌の動きは訓練すると維持・改善できるといわれているため、舌の動きが衰えないようにすることで、将来フレイルになることを予防できる可能性が示唆された。

[訃報]大越洋一郎氏死去(ノボザイムズ ジャパン前社長)

【2022年4月号】特集/進展する腸内細菌代謝物の研究とその利用

関連記事

  1. NEWS 2025年7月 行政ニュースリスト(7/31更新)
  2. サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン、機能性表示で新たなヘルスクレーム…
  3. ワンチーム dsm-firmenich、ワンチームで独自の革新的なソリューシ…
  4. “2%ルール”の「香辛料」表示 省略可能な条件を制定へ
  5. マニュアルDXで現場全員をエースに 〜動画活用と業務アプリで現場…
  6. 食品開発展2025 【会場レポート②】食品開発展2025 本日最終日です
  7. 豆乳は様々な用途に広がり生産量は順調-各社の新製品も続々
  8. オリザ油化のマキベリーエキス「MaquiBright」がドライア…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP