機能性食品という概念は1980年代にわが国が世界に先駆けて提唱し、生理活性をもつ様々な天然成分の研究は、その後世界的な広がりを見せ盛んになってきている。食品分野における機能性の検証は様々で、試験管内試験から動物試験、最近では臨床試験も盛んだが、これらの評価法で得られたデータは、人によっては当てはまらないことも多い。これを個々人のもつ遺伝子とのマッチングでみていこうというのがニュートリゲノミクスで、これによりオーダーメイドサプリの登場も期待されている。
国内の食品企業では、03年に東京大学にイルシージャパン寄付講座が設立されて以降、ニュートリゲノミクス研究を始める企業が増加した。それに伴い、DNAマイクロアレイなどニュートリゲノミクス研究で頻繁に使用されるツールが広まってきた。
本稿ではニュートリゲノミクス研究で使用されるツールの開発動向についてみていく。
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エッペンドルフ
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