米国オメガ3業界団体GOED試算によると、DHA・EPAは原料・最終製品ともに世界規模で市場が拡大している。肉食文化の米国では、オメガ3系脂肪酸をサプリメントで補う考えが浸透し、近年は、栄養強化型の乳製品や卵、肉などの製品開発も進む。国内では、機能性表示食品において、中性脂肪抑制や脳機能改善を中心に、睡眠や末梢体温、スキンケアなど新たな領域への提案も。加齢と共に食が細くなる高齢者の健康維持や、近年増加傾向にある“魚離れ”対策でも活用が広がっている。魚油由来を中心に、藻類由来やクリルオイルを供給する各サプライヤーは、独自の脱臭技術や、高濃度化、新フレーバーによる選択肢の拡張、ハラル認証対応、ペットフード向けといった差別化を進めている。
GOED試算、原料・最終製品ともに市場拡大
米国EPA・DHAオメガ3業界団体GlobalOrganization for EPA and DHA(GOED)試算によると、2024年の世界の原料市場規模は23億8,000万ドル(前年比10.2%増)(2025年版は7月公表予定)、2025年の最終製品の世界市場は554億ドル(同2.5%増)と、原料と最終製品とともにマーケットサイズが拡大している。「世界的なインフレの影響を受け、主な成長地域は、引き続き新興市場だった」としている。GOEDパートナーのPatternで行ったAmazon USの業績と消費者の行動調査では、2025年のeコマースにおけるオメガ3サプリメント市場は、世界全体で84億ドル(1兆3,409億円)となり、Amazon USだけでも推定6億7400万ドル(前年比18%増:1,076億円)と拡大が続いている。
要因については、「パーソナライズされたプレミアムオメガ3製品への需要増」「オキアミや藻類由来の原料への関心の高まり」「グミ、ミニサイズ、ターゲットを絞ったフォーマットの人気が上昇している」点などを挙げている。
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