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琉球もろみ酢、共同開発で需要掘り起こし

「公正マーク」発行で健全化図る

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 縄を代表する特産品・琉球もろみ酢。全国へ急速拡大した一方で、品質のばらつきや廉価品の流通などから信頼を失い、近年、低迷時期が続いている。
 業界では打開策に向け、「もろみ酢公正取引協議会」を発足。「公正マーク」を発行し、健全化を図る。
 また、沖縄もろみ酢製造協議会は、会員企業による共同開発品を上市。琉球もろみ酢の中核商品として拡販していく。


 沖縄もろみ酢製造協議会は、琉球もろみ酢、もろみ原液を製造している泡盛酒造所が中心となり、研究開発、品質管理、販路拡大などを手掛ける。
 同協議会では、11社からなる「新商品開発研究会」を発足。天然発酵にこだわり、沖縄の特産品を加えた商品開発に着手し、今回の共同開発品へと至った。
 最大の特長は、各酒造所から泡盛の蒸留かすを集めブレンドして製造していること。琉球もろみ酢に含まれるクエン酸・アミノ酸含量の安定化を実現させている。

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