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【話題追跡】はちみつ出荷量、二割アップ 機能性に再評価

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 「はちみつの国内消費が上向きに転じた」。はちみつ関連各社によると、昨年後半から今年にかけての出荷は例年と比べて2割以上伸びていることがわかった。全日本はちみつ協同組合では「テレビに取り上げられたことが 大 き か っ た よ う だ 」 と 話 す 。1970年代に1人あたりの年間消費30kgに迫る勢いから2010年代には約18kgまで減少した砂糖と比べて、はちみつの消費量は60年代からほぼ横ばいと堅調に推移している。はちみつ市場の現状を追った。


 冬場の食品業界は、暖冬の影響により、鍋物、すき焼き、おでんなどが大きなダメージを受け低調に推移している。その一方、需要期に入ったはちみつの伸びが顕著だ。現在 9 割以上が輸入品で、うち 7 割以上を中国産が占有。蜜源の減少や天候不順などにより、世界的には減産傾向にある。わが国でも中国依存から脱却すべく、アルゼンチンやカナダ、ハンガリー産なども輸入しているが、アルゼンチン産の価格は中国産の約1.5倍、カナダ産は約 2 倍とまだまだ中国産に分がある。
 昨年の国内はちみつの輸入量は4%程度の減少ではあったが、テーブルハネーの動きのよさが目立ちはじめた。 ・・・
 (続きは、3月2日発行/第1591号で。) 購読案内へ

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