日常における“免疫ケア”が広く浸透している。2020年に登場した「免疫表示」の機能性表示食品を皮切りに、市場形成が一気に加速。機能性関与成分も増え、「免疫機能の維持」の累計受理数は200品を超える。受理数が増え、機能性表示食品以外のエビデンスデータを有する特色ある機能性素材・商材も注目されている。原料・販売メーカーでは、エビデンスデータの蓄積、販路開拓、海外進出など、積極的な活動を展開している。
機能性表示、200品超 受託試験の依頼も増加
コロナ禍を経て、免疫に対する関心が一気に広がった。本紙が実施している健食受託加工・製造調査の「受注件数が伸びている商品カテゴリー」で、「免疫サポート」は昨年12月の調査で4位だった。2023年(12月)、2024年(12月)も同じく4位に。需要が急伸した2021年の1位から順位は下がっているものの、免疫対策に対するニーズが継続していることがうかがえる。こうした背景には機能性表示食品の存在が大きい。「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」機能性表示食品は、2020年、キリンホールディングスが開発した『プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)』で初めて受理された。その後、アサヒグルー
プが展開する『L-92乳酸菌(L. acidophilusL-92)』、キューピーが展開する『酢酸菌GK-1(G. hansenii GK-1)』を機能性関与成分とした機能性表示食品が登場。その後、神戸製鋼グループのミカレアが開発した『ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロン(β–1,3–グルカンとして)』を機能性関与成分としたサプリメントが受理された。藻類原料として初の免疫表示で、従来の「pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)」を起点とした作用機序とは異なり、「免疫細胞(単球、ナイーブT細胞)」が関与することを表示した初の届出となった。








