2025年の健康食品市場規模は、本紙の推計で前年比0.8%増の1兆2,634億円となった。小林製薬の紅麹事案があった24年は前年比4.7%減と史上2番目のマイナス幅を記録。その影響が薄れた25年も、完全な回復には至っていない状況だ。24年に8.5%減で最も減少幅が大きかった通販チャネルは3年ぶりのプラスとなったものの、最盛期には届いていない。24年に訪販・MLMを逆転してチャネル別シェア2位となった薬系チャネルは、新規出店やインバウンドが寄与して4%増と伸長。訪販・MLMは伸び悩み、薬系チャネルとの差がさらに広がった。食系チャネルは原料不足に消費減速という要因が重なり、4%減と苦戦した。販路によって好不調が分かれた2025年だが、健康食品製造を担う受託製造企業対象の本紙調査では、経営良好の企業が増加。増収企業も増えた。また、原料メーカーや受託企業など川上・川中企業が集結する10月の「食品開発展」は過去最大規模となり、大きな賑わいを見せた。26年開催も申し込みが殺到している状況だ。川下の販売企業では、ラインアップの拡充や新ブランドの立ち上げといった動きも目立ち始めている。家計調査では、サプリ支出は波があるものの、25年1〜10月は前年同期比4%増。回復の芽は各所で見られ、この流れを受けた26年が、市場再成長の年となることが期待されている。
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