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女子大生の関心はエビデンスよりストーリー性? 昭和女子大×資生堂プロジェクト

 どうすれば女子大学生が健康食品を購入してくれるのか――。学生が健康食品の販売促進案をメーカーに提案する「昭和女子大学×資生堂共創プロジェクト」の2015年度最終報告会が今月2日に開かれた。総勢20人の女子学生が、美容健康食品『資生堂 長命草』シリーズのサンプリングや有用性試験、イベント開催を通じて報告したことは若年層開拓を目指すメーカーの“気づき”となるか。


 同プロジェクトは、㈱資生堂の相談役である末川久幸氏が、昭和女子大学・現代ビジネス研究所の特別研究員を務めていることをきっかけにスタート。学生に学びの機会を与えるとともに、『長命草』シリーズの競合・青汁ブランドとの差別化や若年利用者の拡大のための販売戦略提案という課題が 3 学部・20人の女子大生たちに提示された。
 総務省が昨年発表した「明日への統計2015」の分析では、「健康保持用摂取品」の消費を牽引しているのが60代以上。40代未満は支出金額、消費支出に占める割合ともに、60代の 4 分の 1 未満だ。健康面・美容面での不安も少なく、かつ所得も少ない大学生であれば、健康食品を利用する人はごく少数だと考えられる。
 参加学生も、商品はもとより長命草(ボタンボウフウ)自体を知らず、商品イメージは「ダサイ」「(女子大生には)売れない」「オバサンが飲むもの」と散々なもの。当初は化粧品最大手の資生堂と・・・
(詳しくは3/16発行・第1592号で)




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