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中国最大の健食素材展 6月上海で 「ブレインフードへの関心高く」

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 『Hi China』や『Fi Asia-China』、『CPhI China』など、合わせて 7 万人以上の来場と約3,800社の出展を見込む『HealthplexExpo 2017(中国国際健康産品展覧会)』が、6 月20~22日の 3 日間、中国上海市にある上海新国際博覧センターで開催される。中国医薬保健品進出口商会(CCCMH-PIE)と上海博華国際展覧有限公司(UBM Sinoexpo)による共催。

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 なかでも注目を集めるのが、『Natural & Nutraceutical Products China 2017(NPC;アジア天然・栄養保健品展)』で、今までの1 ホール規模から 3 ホール規模に拡大。健康食品や漢方、美容・ヘルスケア向けサービスなどの分野で、アジア有数の商談イベントとなる。

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 海外企業にとってハードルが高いとされるサプリ参入について、政府担当官が登録手続きに関する方針を説明し、成功例を挙げながら注意点を説明する「第四回栄養保健産業発展会議~海外サプリの中国市場参入戦略~」も同時開催。市場分析なども行われる。


欧州と比べてブレインフードへの関心高い

 ニシンキャビアからDHAオイルやプロテインパウダーの製造を行うノルウェーの Arctic Nutrition は2度目の出展。President兼CEOのHogne Hallaraker氏は、「アジア市場は”手つかず”の部分も多く、ビジネス拡大にとっては魅力的だ。ノルウェーの原料ということで、北極のイメージと品質の高さが中国でも歓迎されている。欧州と比べるとブレインフードへの関心が高いと思う」としている。

クリーンからクリーンラベルへ 中国でも浸透

 天然着色料などを提案するGNTはすでに3度目の出展だ。GNTシンガポールのGeneral ManagerであるVictor Foo氏は、「アジアの消費者の実に42%が、購買の際に商品の色を重視している。また世界的な自然志向がアジアにも拡大し、85%(世界平均は66%)が原材料表示をチェックしている。74%が人工着色料を避けるというデータが出ており、天然の原材料を使用した健康な食品が選ばれている。世界市場は数年前のスローダウンからまだ完全に回復しておらず、中国でも新商品発表のペースは落ちている。しかし、”クリーンからクリーンラベルへ”という世界トレンドは中国でも浸透してきている」と指摘する。

今年はコラーゲンをPRしたい 展示会の役割大

 日本からもすでに複数年出展している企業がある。そのうちの一つ、OEMメーカーのビーエイチエヌは、「この展示会は規模が大きい。すぐに商談に入れて、実際にOEMの仕事につながったケースもある。今年は、中国ではまだあまり知名度が高くないコラーゲンをもっとPRしたい。展示会の役割は大きい」としている。



NPCの公式ウェブサイト(英語)は以下のロゴより

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