香港の対外貿易・経済関係促進に取り組む香港貿易発展局（HKTDC）の存在は日本であまり知られていないが、海外での販売比率が高い㈱龍角散の香港進出を支援するなど、健康分野において積極的な役割を果たしている。
HKTDC東京事務所の桑田靖章氏は、「香港にはいわゆる薬機法のような規制が現在はなく、健康食品をはじめとするヘルスケア産業にとっては絶好の進出先だ」と指摘する。中国本土の場合、健康食品は「保健食品」として許可を受ける必要があるなど、数年におよぶ手続きが障害となっているが、香港の場合には「必要な書類は各社がすでに持っており、追加の承認手続きや認証のための試験などは不要と思う。きわめて参入ハードルが低いはずだ」（桑田氏）という。
サプリ製造販売を行うスペインのReigJofre社は、香港のドラッグストアチェー・・・
（詳しくは4/5発行・第1617号で）
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