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IT活用、被験者データシステムに着手

機能性表示食品などの被験者募集・支援事業を手掛ける(株)エル・スマイル(東京都港区・03-6435-3287)は、ITサービスモデルと技法の普及活動を進めるDevOps推進協議会と共同でITを活用した新たな被験者データシステムの開発に着手した。


(株)エル・スマイルでは、臨床試験に必要な被験者の適切な選定について、従来の臨床検査データを取得する方法でなく、被験者の日常の生活習慣に着目。ヘルスケア領域のデータ取得に関するアプリケーション「パーソナル・ヘルス・サポート」を通じて、生活習慣情報を継続的に収集し、データ分析を実施することで、被験者の選定が自動的かつ、効率的に行われ、時間とコストの大幅な短縮が可能になるという。同社では、「被験者を選定する臨床試験の実施は、多大な時間とコストを要している。また機能性表示食品では、被験者のカテゴリーもトクホより範囲が広い。新システムの構築により、クライアントの要望に対してスピーディーに対応できるようになる」と話す。

一方で、アプリケーションの利用者には、分析された個々のデータから生活習慣における課題のアドバイスのほか、「他人と健康状態を比較できるようにして、行動変容につなげられるようなサービスができる仕組みづくりも行っていく」としている。

昨夏に発足したDevOps推進協議会には、アクセンチェア(株)、伊藤忠テクノソリューションズ、日本アイ・ビー・エム(株)、日本情報通信(株)、日本電気(株)、ユーオス・グループが参画している。


健康産業新聞主催 「指摘事項をクリアし、企業の主張を反映。公表後も耐えられるSRとは?」17年9月21日

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