dsm-firmenichは2日、オランダ・デルフトにヴァン・マルケン食品イノベーションセンター(Van Marken Food Innovation Center)を開設した。新センターは、dsm-firmenichテイスト・テクスチャー・アンド・ヘルス事業部(TTH)の本拠地として、より美味しく、栄養価が高く、持続可能な食品・飲料ソリューションを開発できるよう支援することを目的としている。
ファン・マルケン食品イノベーションセンターは、酵母・スピリッツ工場の創設者であるジャック・ファン・マルケン氏にちなんで命名され、400名を超えるdsm-firmenich社員が集結。TTHの本社機能に加え、最新鋭の共創キッチンや複数の試食施設、さらに乳製品、ベーカリー、ビール業界向けの最先端アプリケーションラボを設置した。植物由来の代替品から糖質削減ソリューション、そして優れた味覚体験から栄養強化まで、このセンターはあらゆる分野に進歩をもたらすように設計されている。
また建屋はサステナビリティのモデルとして、最高のウェルビーイングとサステナビリティ基準であるWELL PlatinumとBREEAM Outstandingの認証を取得し、人類と地球の健康を最優先するワークスペースを実現した。
パトリック・ニールスTTH事業部長は「食の未来は単なるビジョンではなく、カスタマーと共に今まさに創造しているのが現実である。イノベーションと持続可能性への私たちのコミットメントは比類のないものであり、世界の食品とバイオテクノロジーのホットスポットであるダッチ・バイオテクノロジー・キャンパス・デルフトに戦略的に位置するファン・マルケン食品イノベーションセンターは、デルフトにおける155年にわたる食品とバイオテクノロジーのイノベーションの伝統を尊重しながら、地域環境とオランダへの貢献という私たちの継続的な取り組みを強化するものだ。」と述べている。











