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【支援技術】食品の付加価値向上と環境対応で進化する分離・ろ過技術

 分離・ろ過技術は、飲料や乳製品をはじめ、糖類、調味料,発酵食品など、様々な食品産業の製造プロセス・研究開発分野で利用され、今や不可欠な存在となっている。近年は、健康食品や機能性食品原材料などの生産はもとより、新素材や新製品の開発用途での導入が進んでいる。同過技術の進展を背景に高品質化訴求の流れが拡がり、既存設備の見直しも浮上。一方、環境規制強化に伴い、食品分野で高度の水処理技術が要求されているほか、浄水処理においても膜分離技術の有用性が再認識され、その導入もようやく本格化の兆しを見せている。


 分離・ろ過技術が食品業界において原料の一次処理から最終製品の精製まで様々なシーンで使用され、食品・飲料の製造プロセスの高付加価値化や生産効率向上、コスト削減等に威力を発揮してきた。近年は新たな食材や機能性食品・素材の研究・開発においても不可欠な技術となり、微生物・菌や有害物質の分離除去といったニーズも浮上。近年の環境規制強化を背景に廃水・廃油処理用途での需要も膨らみつつある。ここ数年来の引き合い・受注の動きがそのまま続いているのが浄水・廃水処理用途と製造プロセスにおける有価物の分離回収用途。前者は環境規制強化への対応もあるが、浄化水を生産に再利用することでコスト削減につなげようとのユーザーの思惑が大きい。後者は希少資源確保という問題もあるため、今後さらにニーズが拡大するものと予測されている。
■分離・ろ過装置・機材サプライヤー
・各種膜・フィルター
ポリポア
日本APV
ダイセン・メンブレン・システムズ
・金属製フィルター
荒井鉄工所
・イオン交換樹脂・クロマト分離
日本錬水
・遠心分離機
GEA ウエストファリア セパレーター ジャパン
巴工業

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■2026年予定
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