技術・機器の記事

ノロ対策で食添殺菌料活用ソリューションの提案を加速

安全環境研究所は、水分活性が低く菌が繁殖しにくいとされる乾燥海苔がノロウイルス感染源となり、食中毒事故を引き起こした事件を重大視し、食品産業へ向けた効果的なノロウイルス対策ソリューション提案を加速する。

同社が提案するノロウイルス対策ソリューションは、同社が開発した唯一の中性殺菌料である食品添加物殺菌料「ジアミスティー®」を活用するもの。塩素系殺菌剤ながら中性であるため、スプレー噴霧で簡単に殺菌消毒が行える点が特長だ。ノロウイルスに感染していても症状が出ていない従業員が感染源になる可能性も踏まえ、直接食材に接触する調理器具や手袋、トイレ、洗面台(以上を特に重視)のほか、白衣・ユニフォーム、テーブル、椅子、ドアノブ、手すりなどの調理・製造施設内機器・設備や備品にジアミスティー®を散布し、調理・製造前に徹底的にウイルス除去を行う。ジアミスティー®は、食品添加物に指定されているため、野菜・果物や肉、魚介類などへの直接散布も可能。食材に付着したウイルスをあらかじめ除去することで、汚染食材による感染拡大のリスクを大幅に低減できるとしている。

同社はまた、ユーザーがジアミスティー®を使った効果的な衛生管理が行うための具体的な取組方を示した各種マニュアル(「施設消毒マニュアル」「食材簡易殺菌マニュアル」「おう吐物処理マニュアル」)も用意するなど、ユーザーの衛生管理対策を具体的にサポートする体制を整えている。

【2017年5月号・特集】HACCP義務化に向けた課題と取組み

ゲルプレス製法によるイオタカラギナン「SP-100」を紹介

関連記事

  1. 中日本カプセル_グミ製造風景 サプリメントグミ受託製造を強化・試作10kgから対応可
  2. 独自AIで捕獲昆虫のカウントと種別判定を実現
    新型LED捕…
  3. イーデーエム ⦅変わらぬ操作性とユーザーの安心を考えた包装機搭載型UVレーザー…
  4. 廃水槽の油脂分解・悪臭対策に最適なエコゾアGBブロック(B)
  5. 被験者に依らない再現性のある食物の咀嚼評価を実現
  6. Kagisyo_MGS 国内唯一・過熱水蒸気を利用した造粒装置
  7. 新型無地表面検査装置で従来モデル比2倍のライン速度に対応
  8. 鮮度保持とHACCP制度化で注目
    窒素ガス発生装置と除菌フ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP