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L-テアニンが認知改善に有効である試験結果を学会で発表

太陽化学と国立精神・神経医療研究センター神経研究所は、6月2~6日にカナダ・バンクーバーにて開催されたWFSBP(精神医学に関する国際学会:14th the World Federation of Societies of Biological Psychiatry)およびアメリカ ボルチモアで開催されたNutrition2019(栄養学に関する国際学会)において「健常人を対象としたテアニン(サンテアニン®)のストレス関連症状と認知能力に対する臨床試験における有効性」 について発表した。

健常成人を対象とし、L-テアニン(サンテアニン®)の継続摂取における、精神状態、睡眠関連症状および認知能力について臨床試験(ランダム化 プラセボコントロール クロスオーバー ダブルブラインド)により評価した。

30 名(男性9 名、女性21 名、平均年齢48.3 歳)を対象に、L-テアニン200mg を含む錠剤とプラセボを4 週間連続摂取、2 週間のウォッシュアウト期間ののち、テアニン錠剤とプラセボを入れ換えて4 週間同様に摂取してもらった。評価は抑うつ、不安、睡眠および認知に関して実施。

その結果、L-テアニンの4 週間摂取で、抑うつ、不安、睡眠について摂取前後で有意に良くなり、認知では言語流暢性および遂行性においてL-テアニン摂取前後で有意に良くなった。

また、被験者を認知能力の高い人と低い人に分けて層別解析したところ、認知能力の低い人たちでは言語流暢性(※)において、プラセボとL-テアニンとで群間における有意差が認められた。L-テアニンにおいて言語の想起や思いつきについて良好となる効果が認められたと考えられた。

以上のことから、L-テアニンを摂取することにより認知能力が向上する可能性が示唆された。国内の認知症およびその予備軍を合わせた数は、2025 年には1300~1500 万人にもなるといわれており、厚生労働省が認知症施策を打ち出すほど国として対策が必要になっている。機能性表示食品でも認知機能に対する製品が増えてきているなか、このような研究結果が出たL-テアニンに関しても期待が高まると考えられる。

※言語流暢性検査とは:特定の条件に合致する単語を一定時間内にどれだけ多く回答できるかを調べるテスト。言語流暢性の低下は認知症の初期から認められる。

【2019年7月号・特集】食品産業における身近なAIの導入(フード・フォラム・つくば より)

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