関連トピックス

日添協見解「ベニコウジ色素と紅麹は違うもの」

一般社団法人日本食品添加物協会は29日、小林製薬が製造販売しているサプリメント「紅麹原料」と食品添加物「ベニコウジ色素」とは異なるとの見解を同協会HP(https://www.jafaa.or.jp/)で公表した。小林製薬の「紅麹原料」を含む健康食品による健康危害事件を受けて、食品添加物「ベニコウジ色素(別名:モナスカス色素)」についてQ&A形式でメッセージを発信したもの。

それによると、ベニコウジ色素については
⑴ ベニコウジ色素は「第10版食品添加物公定書」(参考情報1)において定義された着色料であり、国が使用を認めている。
⑵ ベニコウジ色素はベニコウジカビ属糸状菌(Monascus pilosus 及び Monascus purpureus に限る。)の培養液から得られた、アンカフラビン類及びモナスコルブリン類を主成分とするとされ、食品の着色目的で使用されるものであり、食品には着色料ときちんと表示される。
⑶ 「ベニコウジ色素」は液体培養した菌体から抽出・殺菌処理を行い生産される。
と、3点について言及。

一方、紅麹については
「固体培養にて製造され、肝臓でのコレステロール生合成を阻害するモナスコリン類を主成分とし、他、着色物質、有機酸、アミノ酸など種々の成分を含み、血中コレステロール値を低下させる目的で使用される。」とする文献総説(参考情報2)などを参考に違いを示した。

また、食品添加物「ベニコウジ色素」の安全性については
「食品添加物「ベニコウジ色素」は、第 10 版食品添加物公定書において、使用基準が定められ、 食品の着色において必要最少量で使用することになっています。これらの管理のもとで、これまでに 健康危害が発生したことはありません。」との見解を述べている。

食品添加物業界としては、今後も安全・安心な食品添加物を供給していくことを継続していく、と結んでいる。

参考情報
1.第 10 版食品添加物公定書, ベニコウジ色素
https://www.jafaa.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/%E7%AC%AC10%E7%89%88%E5%85%AC%E5%AE%9A%E6%9B%B8_%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%B8%E8%89%B2%E7%B4%A0.pdf
2.Red Yeast Rice:A Systematic Review of the Traditional Uses, Chemistry,
Pharmacology, and Quality Control of an Important Chinese Folk Medicine, BoZhu et al. Frontier in Pharmacology, 10 (1449) 2019
https://www.frontiersin.org/journals/pharmacology/articles/10.3389/fphar.2019.01449/full

柚子、花椒を使ったこめ油100%のフレーバーオイル

【2024年4月号】特集/オノマトペとおいしさ開発/減塩と認知症予防

関連記事

  1. 知っておくべき耐候性試験と色評価の基礎
    エックスライト&…
  2. デジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組みと活用事例の…
  3. 日本乾燥おから協会 記者発表会、乾燥おからの利用拡大を推進してい…
  4. 太陽化学、機能性素材の製剤化とin vitroによる吸収性の評価…
  5. FiEuro2025 Fi Europe 2025、フランス・パリで盛況裡に開催 ~プ…
  6. 様々な分野で多彩な機能の研究が進む―第22回 トレハロースシンポ…
  7. 運動による血中乳酸増加と脳機能向上の関連など乳酸に関する研究や情…
  8. セミナー会場のマイク ハザードとリスクの違いを理解することが必要―食品添加物メディアフ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP