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「乳酸菌」、実績・予想で不動の1位 海外人気の「NMN」、大躍進でブレイク間近(人気受注素材ランキング(2021上期/2021下期予想)

本紙編集部では健康食品受託加工・製造企業を対象に、「今年上期の人気受注素材」と「今年下期の受注素材予想」について調査(複数回答)し、103社から回答を得た。その結果、「乳酸菌」が上期の受注実績、下期の受注予想ともに1位を獲得した。乳酸菌ブームに加えて、豊富なエビデンスからなる多彩な健康機能が知れ渡り、健食市場全体を牽引している。上期の受注実績素材では「NMN」が昨年調査から大躍進。海外に続き、日本での市場形成が本格化している。3位の「プロテイン」は、“身体に必要な栄養素”としての認識が幅広い世代に浸透。粉末品を中心に利用が拡大している。

今年上期の受注実績素材で回答が寄せられたのは約70種類。トップは30票で昨年調査に続き「乳酸菌」となった。腸内フローラへの関心は相変わらず高く、各社が特徴をもった乳酸菌を展開している。

エビデンスのデータ蓄積も進み、機能性表示食品の製品開発も活発だ。「整腸作用」をはじめ、「体脂肪低減」「内臓脂肪低減」「肌の潤い維持」「ストレスの軽減」「目・鼻の不快感の軽減」「睡眠の質を改善」など、様々な機能性表示食品が流通する。

昨秋には、プラズマ乳酸菌を機能性関与成分とした「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」機能性表示食品が登場。サプリメントやヨーグルト、チュアブル品などが販売され、話題を呼んでいる。新たなヘルスクレームでは、「膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える」表示が受理されている。

2位は昨春に「非医薬品リスト」に追加された「NMN」。昨年調査では僅か2 票だったが、今回は23票を獲得。この1 年で大きく躍進した。中国では“若返りサプリメント”として人気で、越境EC向けに受注が増えている様子がうかがえた。

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