健康産業オンライン

地域密着型店舗、細かな顧客対応で固定客獲得 (連載/自然食品店・オーガニック専門店の戦略)

㈲岡崎トレーディング(さいたま市緑区)は、地域密着型の自然・健康食品専門店「グリーンフーズ」を展開している。1974年の創業以来「食べることは生きること」をコンセプトに掲げ、安心・安全な食生活を提案してきた。「丁寧な商品説明やコミュニケーション、配達サービスなどを通じ、顧客ニーズを掘り起こす」という代表取締役・岡㟢聖祈氏に話を聞いた。

── コロナ禍で客層に変化

当店は戸建ての多い住宅エリアに立地しています。そのため、店内の品揃えは普段の買い物(週2回程度)で利用できる定番商品を中心に取り揃えています。

客層は年配から子育て世代まで幅広く、30年来の自然食ファンも来店します。昨今ではコロナ禍による外食控えや健康意識の高まりを受け、在宅ワーク層や働くママ層も新たに来店するようになりました。

出産による休職を契機に、食に興味をもつ人も目立ちます。店頭では生鮮野菜の農薬使用量についての問い合わせも寄せられます。農薬や化学肥料の使用量、有機認証について、当店ではしっかり説明するとともに、ホームページ上でも詳細な情報を積極的に発信しています。

── 対話通じてニーズ吸い上げ

商品配達サービスを強みとしています。近隣の高齢者宅などに配達する時は積極的なコミュニケーションを心掛けており、顧客が求めている商品や・サービスを汲み取るようにしています。

こうした取り組みは大型店舗ではなかなか対応できないサービスではないでしょうか。オーガニックコスメの商品販売は、元・化粧品メーカーのスタッフによる専門知識を活かした説明も行います。

── SNSでオーガニック普及

オーガニックコーナーを設ける一般スーパーが増加傾向にあり、オーガニックの認知普及は以前より進んでいるように思います。昨今では“オーガニック食品はなぜ価格が高いのか”といった問い合わせも寄せられるようになりました。

自然栽培は手間が掛かることなど、顧客にはストーリー性を持たせて伝えるようにしています。

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