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【プロポリス】「抗菌」「抗ウイルス」で底堅い需要

新型コロナ感染拡大を機に注目度が高まったプロポリス。日本市場の特需はここ数年、落ち着きをみせているものの、ブランドオーナーは新規顧客獲得に向けた取り組みを強化している。産地や起源植物、製法による差別化を訴求するほか、「サステナブル」「ペット向け」「化粧品」などの提案が進んでいる。

原料価格、上昇傾向に

今シーズンの原料確保について、本紙が行った聞き取り調査では、ブラジル産は「問題なし」「見込みがついた」との声が多数寄せられた。一方、原料価格は高騰傾向にあり、業界を取り巻く環境は大きく変化。為替の影響含め、価格改定を余儀なくされるケースもみられる。原料価格の相場について、「日本で流通するプロポリスは一番搾りのものが多く、ハイグレード品の価格相場は約3万5千円~4万円に上昇している」(プロポリス協議会)という。プロポリスの生産量は減っていないものの、中国や韓国などの需要増が価格上昇に拍車をかけていると指摘する。オーストラリア産は山火事の影響で供給タイトの状況となっている。

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