統合医療

大阪に国内初の“抗疲労ドック”開設(淀川キリスト教病院附属うめきたクリニック)

 淀川キリスト教病院附属うめきたクリニック(大阪市北区、0120-364-489)は10月1 日、大阪駅北地区のうめきた(梅北)に誕生したグランフロント大阪の中核施設「ナレッジキャピタル」6 階に、国内初の「抗疲労ドック」を開設した。
 抗疲労ドックは、医学的な視点から疲労を検診し、科学的な疲労回復ソリューションを提供するのが目的。現在、抗疲労ドックのコースは、①疲労問診、②身体計測、③血液検査、④唾液検査(HHVヒトヘルペスウイルス6,HHV7)、⑤自律神経測定検査(機械による)、⑥内科診察―― の6 ステップで構成される。
 「疲労には、疲労感を感じない疲労もあり、本来疲れているのにそれに気づくことができない」(向井秀一院長)としており、予防医学の観点から健診メニューとして抗疲労を新たに加えた。


 現在のニーズは40~50代の壮年期が中心だが、今後は慢性疲労に悩む働き過ぎの人を対象に過労死ゼロを目指す。
 抗疲労ドックは、疲労測定という検査レベルだけにとどまるのではなく、「疲労を軽減する方向で、個人の生活改善対策にまで踏み込んでいきたい」(同院長)という。
 同クリニックでは、5 月に同施設内に会員制の人間ドック専門施設として「うめきたクリニック」を開設。早期発見から一歩進んだ未病や予防を目的に、各個人の疾病リスクやライフスタイルに応じたオーダーメイド型の健診プログラムを作成し、会員の健康管理の継続的なフォローを行っている。ICT(情報通信技術)も活用し、在宅・職域におけるヘルスケアサービスの実現を目指す。
 また今後は、大学や研究機関等と連携したバイオマーカーをはじめ、低侵襲・高精度の未来型健診プログラムも開発する計画だ。

行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP