健康産業オンライン

【特集】乳酸菌・乳酸菌生産物質

差別化進むロングセラー素材
『植物性乳酸菌』定着、市場底上げへ


 酸菌市場の好況が続いている。ブームの火付け役になった植物性乳酸菌は、もはやヒット商品から定番商品へ。その中で、タブレットやサプリメントなどの上市も続いている。「植物性」というメッセージが消費者の関心を喚起したことで、乳酸菌市場が活気づいた。
 「生きて腸まで届く」「死菌」「生菌」などのコピー、さらに菌株名を商品名に打ち出す戦略により、消費者に乳酸菌の多様性が認知され、購入者層が拡大。安全安心なイメージも有利に働き、中高年層を中心に乳酸菌の継続利用が増加している。
 菌株によって異なる作用や性質で特色を出したい各社は研究開発にも注力。整腸作用、免疫増強作用、抗アレルギー作用、歯周病菌殺菌作用、血圧調整機能、抗メタボリックシンドローム―など研究報告が相次いでいる。病院食、介護食などに取り入れる医療現場も増えており、医学界からも注目を集めている。

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