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「濃厚流動食」と「運動」でCOPD患者の握力改善-市立秋田総合病院、秋田大学、明治の共同研究グループ発表

第27回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会において、(地独)市立秋田総合病院、秋田大学、(株)明治の共同研究グループは26日、COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者において、ホエイペプチドとBCAAを配合した濃厚流動食の継続摂取と歩行を中心とした身体活動向上プログラムを併用することで、患者の握力が改善されることを確認し、全身筋力改善の可能性が示唆されると発表した。

研究は、45歳以上85歳未満の男性COPD患者16名を対象に実施され、身体活動向上プログラムのみ実施する群(対照群)と、身体活動向上プログラムに加えて濃厚流動食を継続摂取する群(摂取群)に分け、開始前後の筋力、体組成などを測定した。

WHOの報告書によると、2030年にはCOPDは世界の死亡原因の第3位になると報告されている。

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本記事は「健康産業新聞 1639号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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