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骨粗鬆症薬とサプリメント、「飲み合わせに注意」

 (財)医療経済研究・社会保険福祉協会が主催する「第5回健康食品フォーラム」が13日、都内で開催され、約320人が参加した。神奈川県立保健福祉大学教授の中村丁次氏に続いて登壇した医薬情報研究所エス・アイ・シーの堀美智子氏は、サプリメントと医薬品の相互作用について解説。実際にあった事例として、薬剤を服用中の骨粗鬆症患者がカルシウムを補給する場合の注意点を挙げた。同氏は、骨粗鬆症薬の「活性型ビタミンD3」と「ビスフォスフォネイト系薬剤」は、それぞれCaの吸収増大と吸収抑制という正反対の作用があることを説明。前者を服用中の患者がCaを多く摂取すると高カルシウム血症のおそれがあり、後者を服用する患者のCa摂取量が少ないと低カルシウム血症の可能性があるという。堀氏は、同じ疾病でも服用中の薬剤がある場合、サプリメント利用で異なった注意が必要だとした。

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