技術・機器の記事

高含油食品の連続粉砕を可能にした粉砕機を開発

日本コークス工業は、油分の多い香辛料やコーヒー豆などの粉砕に適した粉砕機を開発した。同機は2015年より樹脂加工向けに販売してきた「セントリカッター」の改良型として受注をスタートした。

従来機の最大の特長は、回転刃と固定刃に-10℃のブライン不凍液を通す構造にした点だ。これにより従来、液体窒素を利用する凍結粉砕でしか粉砕が出来なかった低融点の樹脂を、常温で溶融させずに粉砕できるようになった。その冷却効果により、一般的に用いられている粉砕機に比べ、香辛料やコーヒー豆なども風味を劣化させることなく粉砕が可能となった。

また、油分の多い食品の場合、従来機では付着堆積が問題となり安定した連続運転が難しかったが、セントリカッターの内部構造を改良して連続運転を可能にしている。処理能力は粉砕刃の大きさがΦ300mmのUCM300型で200~300kg/hr。特許出願中。

スイス・ホーファー社ナラの木由来の特許素材「ロブビット」の供給へ

レーズンの栄養価を積極発信
―カリフォルニア・レーズン協会 今年度のマーケティング活動発表

関連記事

  1. ブロワークリーナー BC-01 ブロワー機能とクリーナー機能の2in1 ~ハンディ型ブロワークリ…
  2. HACCP機能を搭載した防水型デジタル温度計を発売―佐藤計量器製…
  3. フードロス削減に貢献 高鮮度・鮮度保持シート「一心太助」
  4. 酵素で各種アミノ酸、糖を迅速簡便に測定
  5. オプトメカトロ社_光を用いた非破壊測定により魚など成分分析やブランド化に貢献 光を用いた非破壊測定により魚など成分分析やブランド化に貢献
  6. 長年のNIRの知見をもとに国産の液体試料向けNIR装置を独自開発…
  7. 新型無地表面検査装置で従来モデル比2倍のライン速度に対応
  8. HACCP対応の「管理・記録」機能搭載の殺菌水生成装置

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
資料請求は【こちら】

■2025年予定
・12月1日(月)~8日(月)
Fi Europe/ルサッフル社訪問/欧州市場調査(パリ、ブリュッセル、ロンドン)

■2026年予定
・3月3~6日 米国
Natural Products Expo West

食品開発展2026

PAGE TOP