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伊藤忠食糧、ゲル化・増粘安定剤製剤メーカーのタカラゲンを子会社化 

伊藤忠商事は9日、伊藤忠食糧を通じてゲル化剤・増粘安定剤製剤を手がけるタカラゲンの全株式を取得し、子会社化することで合意したと発表した。タカラゲンが有する食品の「テクスチャー(食感)」に関する技術力と、伊藤忠食糧の原料調達網やマーケティング手法を組み合わせることで、多様化する顧客ニーズに応えるソリューション提案型ビジネスを強化する。4月1日付で伊藤忠食糧がタカラゲンの全株式を取得する予定。 

伊藤忠食糧は、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア等世界各国からでん粉・加工でん粉を輸入し、自社のラボを活用して品質保証体制を築くメーカー機能を有する点に大きな強みがあり、国内のでん粉メーカーや加工メーカー、食品メーカー、製品メーカー、コンビニエンスストア向けの販売に多くの実績をもつ。自社ネットワークを通じて、世界中の原料相場の動向調査からコンビニ・スィーツのトレンドなど様々なサービスを網羅し、加工でん粉と多糖類製品とのシナジー効果なども検討してきた。一方、タカラゲンは1971年の設立以来、ゼリー・プリンなどのデザート類、飲料、ハム・ソーセージ、水産加工品などに適したゲル化・増粘安定製剤を供給し、食感向上や品質安定化に貢献してきた。2019年に稼働した南伊豆工場では、多品種・少量生産に対応した最新鋭の設備を備え、顧客ごとの製造設備や流通条件に合わせたオーダーメイド処方の開発に強みがある。 

伊藤忠食糧はタカラゲンの技術を取り込むことで、食感や品質改良の提案を一層拡充し、高品質で付加価値の高い商品の開発支援を通じて、取引先とともに新たな食の価値を創出していく意向。今後も拡大が予想されるとろみ剤や固形化食品など介護食市場において、タカラゲンの技術と伊藤忠グループのネットワークを活かし、ソリューション提案を推進していく、としている。 

『食品と開発』4月号にて、ゲル化剤・増粘安定剤の市場動向を特集します。

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