塩専売制廃止から10年が経ち、塩業界を巡る環境は大きく変化してきた。現在、家庭用、食品加工用合わせて1,500種類以上の塩が流通し、世界各国の塩を容易に入手できる環境となっている。食品加工分野では、差別化戦略の一環で塩をアクセントにするケースが活発化し、ユニークな商品展開が図られている。一方で、長期化するエネルギーコストや包材、資材の高騰を背景に、塩業界はかつてない苦境に陥っている。
本稿では、家庭用塩および食品加工塩のトレンドを追うとともに、製塩メーカーと輸入業者の動向を取り上げる。
<主なサプライヤーほか>
青い海
天塩
あらしお
塩友商事
ジャパンソルト
日本海水
日本塩工業会
日本精塩
伯方塩業
未分類
【市場動向】特殊製法塩・輸入塩の最新動向
- プラントベースのLINDORが登場 2024年5月2日
- 【2024年5月号】特集/食品産業の異物混入対策 2024年5月1日
- 紅麹原料とベニコウジ色素との違いを示す比較表を公開 2024年4月30日
- メディエンス、世界的酵母メーカーのルサッフル社と栄養酵母の独占販売契約締結 2024年4月26日
- UHA味覚糖 完全栄養食メーカーを傘下に 2024年4月23日
- 6検体を異なる温度で連続測定できるNIR用オートサンプラ 2024年4月16日
- ヘルシーナビ、プニカ酸(オメガ5)を高含有するザクロ種子オイルの取り扱いを開始 2024年4月15日
- カカオの価格 さらなる高騰の危機 2024年4月11日
- アメリカにおける食品安全評価の方向性の不一致 2024年4月10日
- 「キリン 生茶」リニューアル発売―ブランドと緑茶飲料市場の再活性を目指す 2024年4月9日