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三井製糖年賀会―海外展開や高付加価値素材に意欲

代表取締役社長 雑賀大介氏

三井製糖では1月11日に都内にて「2019年 年賀会」を開催した。同社代表取締役社長の雑賀大介氏による年頭の挨拶では、まず、昨年の自然災害への被害と顧客の支援や協力への感謝が語られ、昨年の取組みとこれからの抱負を語った。

■2018年の取組み
・家庭用の砂糖製品で、上白糖と三温糖に関して400g入りスタンドタイプを発売。上部がチャック式になっており、使いやすいととても好評で、11月には全国展開に踏み切った。

・三井製糖と三井物産は共同でタイの製糖会社に追加出資をし、生産設備の増強などを目指す。併せて、バガスから得られるバイオエタノールやポリフェノールを高付加価値素材として広めていく。現地にサトウキビの栽培技術を導入し、サトウキビ増産に取り組むとともに、アジア地域の砂糖事業の拡大と連携強化を目指す。

コウケンテツ氏も使いやすいと評価―上白糖スタンドタイプ

・9月には、シンガポールの精製糖販売企業「SIS’88 Pte Ltd」を子会社化。海外で初めての子会社となる。SISブランドの砂糖は東南アジアや中東で高いブランド力を有しており、これに三井製糖の技術開発力を加えて、アジアや中東地域での事業拡大を図っていく。

・12月には、中国でCOFCOグループの精製糖会社と資本業務提携を行った。100万トン規模の生産能力を誇る精製糖工場を持つ企業で、中国で増大している高品質砂糖の需要に対応していく。

■スローカロリープロジェクト
昨年はパラチノースに関して様々なコラボレーションが進んだ。特にアスリート向けにパラチノースの機能が知られてきており、スポーツ飲料にも採用された。サッカーチームのジェフユナイテッド市原・千葉のオフィシャルフードパートナーとしてチームをサポートするとともに、サポーターにも砂糖やパラチノースの情報を発信している。

また、グループ会社のニュートリーでは、昨年10月に各種自動販売機を手掛けるアペックスと共同で、日本初となるとろみボタンがついたカップ式自動販売機を開発。既に病院への設置を開始している。

■さらに厳しい時代に向かって
平成の30年は砂糖にとって優しい時代ではなかった。新しい世代はもっと厳しくなると覚悟している。そういった環境においても、これらの事業への取組みで、基盤強化と発展を目指していく。スプーン印が60周年を迎えるこの機会に、気持ちを新たにし、スプーン印の重みと責任を再認識し、理念を変えることなく事業に邁進していく。

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