食品素材の記事

サナギタケ由来の冬虫夏草粉末を上市

池田糖化工業は、FSSC22000認証を持つ自社工場で栽培した「冬虫夏草(サナギタケ)」を、凍結乾燥法により粉末化した冬虫夏草製品4種類の販売を開始した。

サナギタケは、日本はじめアジア諸国に広く自生している冬虫夏草類の仲間。自然界では昆虫のさなぎに寄生して子実体(きのこ)をつくることが知られている。

製品は淡黄色粉末で、それぞれコルジセピン含量を規格化しており、一般食品・サプリメント用の「冬虫夏草粉末S」(コルジセピン含有量0.3%以上)、「冬虫夏草粉末H」(同1.0%以上)、液体ドリンク用の水溶性エキス末「冬虫夏草エキス粉末E」(同1000ppm以上)、ペットサプリメント用の「冬虫夏草粉末P」(同0.35%)の4種類を用意している。

ハンドリングの良い粉末状だけでなく、水溶性エキス粉末をラインナップすることで、加工食品だけでなくドリンク製品等にも利用できる。

日本食品分析センターの分析による生理活性の分析値例では、100g当たりコルジセピン1.26g、D-マンニトール1.03g、β-グルカン11.4g、エルゴステロール(ビタミンD前躯体) 617mg。SOD(スーパーオキシド)の消去活性は2.5×103 U/gとなっている。

※なお、同品の開発については以下にも掲載中
⇒ https://www.kenko-media.com/food_devlp/archives/3741

関連記事

  1. 免疫・脳機能など多機能性とたん白高含有で再注目の「クロレラ」
  2. 肌改善、睡眠改善が期待されるオクラ種子エキス末発売
  3. 肌と毛髪の美容・アンチエイジング素材として提案
  4. オリザセラミド®に第3の保湿成分「Elasticamide」(ヒ…
  5. 小腸での栄養成分の吸収向上機能を持つ「アストラジン」
  6. 味の素、米国市場で業務用ステビア甘味料を新発売
  7. CBC、コスクラ社のエンドウたん白を日本市場で本格展開
  8. スイーツやスポーツ分野で広がるパラチノース

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP