食品素材の記事

北海道産の「赤ビーツ」パウダーの原料販売を開始

北海道のアグマリンプロテックは、北海道内で無農薬栽培した赤ビーツの乾燥加工品「北海道赤ビーツパウダー」の原料販売を開始した。

北海道で無農薬栽培した赤ビーツを原料に乾燥・粉末化した製品で、粒度は70μm±15μm。栽培から製品化までの工程を徹底的に管理し、生鮮ロットと製品ロットを管理してトレーサビリティを確立している。パウダー品のほか、ダイスカットしたチップなどの加工原料、打錠品のバルク供給も可能。健康志向の明らか食品への赤色色素的な用途やサプリメント(錠剤、顆粒)、飲料、食品向けと様々に応用できる。

赤ビーツは北海道で栽培が盛んなてん菜の仲間で、古代ローマ時代から薬用・食用として親しまれてきた野菜。赤ビーツの鮮やかな赤色は、強力な抗酸化力を持つ「ベタレイン」という色素成分によるもの。そのほか、肝臓の保護効果で知られる「ベタイン」、疲労回復や血管拡張作用が期待される「硝酸塩(NO)」、整腸作用のあるオリゴ糖「ラフィノース」、葉酸等のビタミン、ミネラルも含まれている。これらの有用成分がなるべく保持されるよう、熱をかけ過ぎない乾燥加工が施されている。

同社は赤ビーツのスーパーフードとしての可能性に着目し、本年は道内の契約農家にて本格栽培を実施した。8月末に収穫を迎え、赤ビーツを安定的に供給できる体制が整ったことから拡販に踏み切った。

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先週の食品開発展に出展した企業の素材・技術紹介 その4

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