健康志向の浸透と生活習慣病予防の観点から野菜や果実を多く摂取したいという意識が高まってきている。しかし、家庭での主婦の調理時間の減少や個食化の増加など食生活の変化に伴い、日常の食事では十分な野菜・果実を摂取できていないと感じている人も多い。このため、簡単に野菜不足を補えるよう考えられた様々な野菜加工製品が開発されている。
最近では野菜・果実の加工技術も向上し、食感や味・香りなど野菜本来の旨味や味を再現した素材が上市されている。
また、機能研究の進展で、身近な野菜・果実から機能性を強調した素材も開発されている。
本稿では、生活習慣病を予防するという意識の高まりとともに摂取意欲の高まっている野菜・果実素材の開発と利用動向を探っていく。
<主な野菜・果実素材サプライヤー>
ヴィアノーベ
キッコーマン
スプラウト
ニチレイバイオサイエンス
日東富士製粉
マリーンバイオ
八尋産業
ユニチカ
ロブソン
未分類
【市場動向】野菜・果実素材の市場動向
- スロベニアの食品関連企業数十社が来日 大使夫妻主催の懇親会を開催 2025年3月14日
- 腸内細菌学会学術集会 6月に開催―テーマは「腸内細菌と宿主分子の相互作用を複雑系として捉える」 2025年3月12日
- アサヒグループ食品、独・酵母エキスメーカー買収へ 2025年3月11日
- 米国ナチュラル・プロダクツ・エキスポ 3,200社超が出展 GLP-1やポストバイオティクスなど 2025年3月10日
- 【2025年3月号】特集1/機能性表示食品市場の今後の課題 特集2/食品工場の自動化 現状と挑戦 2025年3月3日
- 健康博覧会、Care Show Japan―注目の食品素材・健康食品の展示が多数 2025年2月28日
- 3月4日は「HMPAの日」 丸善製薬が記念日登録 2025年2月27日
- 消費者庁 安全性未評価・成分規定のない既存添加物の調査を実施予定 2025年2月18日
- 2024年豆乳類の生産量は410,712kL 無調整豆乳は過去最高に 2025年2月17日
- 機能性食品開発の現状と新展開をテーマに 2025年2月14日