健康志向の浸透と生活習慣病予防の観点から野菜や果実を多く摂取したいという意識が高まってきている。しかし、家庭での主婦の調理時間の減少や個食化の増加など食生活の変化に伴い、日常の食事では十分な野菜・果実を摂取できていないと感じている人も多い。このため、簡単に野菜不足を補えるよう考えられた様々な野菜加工製品が開発されている。
最近では野菜・果実の加工技術も向上し、食感や味・香りなど野菜本来の旨味や味を再現した素材が上市されている。
また、機能研究の進展で、身近な野菜・果実から機能性を強調した素材も開発されている。
本稿では、生活習慣病を予防するという意識の高まりとともに摂取意欲の高まっている野菜・果実素材の開発と利用動向を探っていく。
<主な野菜・果実素材サプライヤー>
ヴィアノーベ
キッコーマン
スプラウト
ニチレイバイオサイエンス
日東富士製粉
マリーンバイオ
八尋産業
ユニチカ
ロブソン
未分類
【市場動向】野菜・果実素材の市場動向
- 常磐植物化学研究所、植物化学シンポジウムを共催、第2回松尾仁賞 授与を予定 2024年11月11日
- 中性脂肪抑制や肥満予防で注目の米ぬか由来素材 2024年11月8日
- 水溶性こんにゃく由来グルコシルセラミドを開発、上市 2024年11月7日
- 弾力性とゲル強度を併せ持ったユニークな植物たん白素材-キャノーラプロテイン 2024年11月6日
- フッ素化合物を含まない食品器具用コーティング剤を開発 2024年11月5日
- 【2024年11月号】特集/食品のカラートレンドと海外輸出 2024年11月1日
- 「ナチュラルプロダクトエキスポ」とアメリカ市場視察のツアー参加者募集 2024年10月31日
- ハザードとリスクの違いを理解することが必要―食品添加物メディアフォーラム開催 2024年10月30日
- 次世代ステビア甘味料、フレーバーエンハンスで高評価 2024年10月29日
- 食品開発展2024 閉幕―活況を呈した三日間でした 2024年10月28日