関連トピックス

「キリン 生茶」リニューアル発売―ブランドと緑茶飲料市場の再活性を目指す

キリンビバレッジは4月9日の「キリン 生茶」のリニューアル発売に先立ち、8日に「キリン 生茶 ラウンドテーブル」(発表会)を開催した。キリン 生茶は、このたびのリニューアルで、容器、パッケージ、味覚全てを大きく刷新した。

まず、キリンビバレッジ マーケティング部 部長の成清敬之氏が2024年の新・生茶の戦略について述べた。

同社の注力領域となる3本柱の1つに生茶を位置づけ、縮小やコモディティ化が問題視される緑茶飲料市場において、今回リニューアルすることで、ブランド再生や緑茶飲料市場の魅力化を目指した。PET緑茶を購入する際、容量や値段で購入する人が増えていることに危機感を覚え、もっと異なる価値を提供する必要を感じ、緑茶を魅力にとらえられるような、人々の生活を豊かにするためのツールとしての新たな価値の創造を目指し、リニューアルに至った、と話した。

続いて、マーケティング部ブランド担当の飯髙宏美氏が、新・生茶のリニューアルについて詳しく解説。コンセプトは、生活を彩る「Life Tea」とのこと。

新・生茶の中身は、生茶の特長である「あまみ」を活かしながら、緑茶としてのボリューム感を出した。従来の生茶葉鮮度搾り製法に加え、新技術「凍結あまみ製法」を採用し、抽出液を凍結・凝縮することで新茶のようなあまみを増幅させた。さらに、微粉砕茶葉を約3倍増量。均一な微粉末であるため粉感を感じずに味の厚みや香り・コクをアップしたことで、緑茶感を出しつつも飲みやすくい製品に仕上がった。

容器は、瓶のような流線形のPETボトル「ライフティーボトル」を採用。小型ペットボトルの一部については、重量を現行の20gから18gに軽量化を実現し、プラスチックの使用量削減にも取り組んだ。ラベルは、白色系で気持ちの良さを表現した。

なお、「キリン 生茶」とともに「キリン 生茶 ほうじ煎茶」もリニューアル発売となった。

関連記事

  1. 一丸ファルコス、SDGsに関するWebセミナーを4/20に開催
  2. 脳機能と口腔機能に関連した研究と素材の紹介
  3. 染野屋、日本初「プラントベース・ミンチお披露目会」開催-挽肉と同…
  4. 日添協見解「ベニコウジ色素と紅麹は違うもの」
  5. 分析技術の進歩で可能になる機能性成分など微量分析技術を発表
  6. 農研機構、食品研究成果展示会&公開講演会(オンライン)…
  7. 新規指定に向け殺菌料「二炭酸ジメチル」の安全性を評価
    ―食…
  8. 林原が社名変更―「ナガセヴィータ株式会社」24年4月1日より

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP