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感染症対策への意識 若年層で低下、高齢者はより高く

 

日本能率協会総合研究所は、全国の20~69歳3,000人を対象に、コロナ禍が続くなかでの感染症対策への意識について調査結果を発表した。調査期間は7月30日から8月3日で前回、緊急事態宣言中の4月に実施した調査に続き第2 回目。

回答結果によると、実際に実施している対策はマスク(89.1 %、前回87.8 %)、手洗い(87.7%、同92.0%)、うがい(58.1%、同68.8%)の順に多く、免疫を高める食品を摂るようにする(20.6%、同25.0%)、サプリメントを摂取する(10.6%、同8.6%)といった食品の回答もみられた。

全体で、手洗いは4ポイントダウン、うがいは10ポイントダウンとなったが若年層での減少傾向が強く、60代は男女とも多くの対策において実施率が上昇した。「新型コロナウイルスの感染予防のため、意識的に購入したもの」についてはマスク(52.0%)、除菌スプレー、除菌シート(32.6%)、石鹸・ハンドソープ(30.5%)の順に多く、ヨーグルト(18.3%)、納豆(15.0%)、豆腐・豆乳(9.8%)やサプリメント(6.0%)といった食品の回答もみられた。

また、今後も何らかの感染症予防対策をしていきたいと思うかを尋ねたところ「そう思う」(63.5%)が最も高く、「ややそう思う」(24.9%)が続き、合計で大多数の88.4%は今後も感染症予防対策をしていきたいと考えていることがわかった。

調査結果について同研究所の担当者は「感染症予防対策への意識は若年層では前回より低下しているが、男性60代、女性60代では一層気を引き締めている様子がみられ、特に女性60代は食からの予防を意識する人が増えた」としている。

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