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フコキサンチン、市場形成に機運高まる

抗メタボを軸に機能性研究進む
 抗酸化、抗肥満、抗腫瘍、抗炎症など、さまざまな機能が解明され、海藻由来の新規素材として注目が高まるフコキサンチン。
 市場形成のネックとなっていたフコキサンチン含量の安定性、コスト面などの課題点がクリアされつつあり、市場形成が本格している。


 機能性研究も、抗メタボを軸に国内外で新しい研究成果が報告され、エビデンスデータの拡充が進んでいる。
 こうしたなか、新原料や商品開発が活発化。新たに参入を検討する企業もみられる。
 原料サプライヤー各社の製造・生産面における技術向上、機能性データの拡充など地道な事業活動が実を結び、最終製品の採用が増加。
 また、これまで原料価格が高いこともあり、副剤としての利用が多かったが、主成分として商品開発に組み込まれるケースも出てきた。
 多機能を有する天然素材だけに認知が上がれば、一気に広がる可能性を秘めている。

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