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県内独自のブランド化や研究開発支援も(特集/愛知県)

中京工業地帯の中核地域である愛知県は、製造品出荷額43年連続日本一の“ものづくり王国”。食品産業製造品出荷額も全国トップクラスで、健康志向を模索した研究開発も活発だ。県では、『新あいち創造研究開発』として、健康長寿など次世代成長分野の研究開発を支援するほか、『愛知ブランド認定』の実施など、“ものづくり日本一”のブランド化に取り組んでいる。

健康長寿など次世代型成長産業を視野県の重点施策でインフラ整備進む

総務省・経済産業省「2020年工業統計表 産業別統計表(概要版)」によると、愛知県の製造品出荷額等は47兆9,244億円(国内シェア14.9%)で43年連続全国第1位に。

産業空洞化も深刻化する中、県では、重点施策として、新東名高速道路の6車線化や高速道路網の整備、名古屋・三河・衣浦の三港物流機能連携、名古屋駅スーパーターミナル化などを推進。

また、日本初の国際空港直結型展示場「Aichi SkyExpo」は、日本唯一の常設の保税展示場として海外企業からも注目されるなど、国内製造業を牽引する“ものづくり王国”としてのインフラ整備に力を入れている。

県内企業には、こうした地の利を、諸外国からの原料調達力に活かしたサンライフ㈱やサンシントレーディング㈱をはじめ、県を代表する総合飲料受託メーカーの日興薬品工業㈱、健食OEM受託ほか独自素材も開発する栄新薬㈱、医薬品物流のノウハウ活かし、健食・化粧品の物流・セットアップ事業を展開する㈱富士ロジテック・ユニファイドサービスなどが活躍している。

“ものづくり日本一”の食品産業 コロナ禍で底力を発揮

愛知県の食品産業では、漬物、食酢、味噌、醤油、みりん、清酒などの全国シェアが上位を占めており、日本の和食文化に欠かせない発酵技術に強い県としても認知される。

県内企業による機能性表示食品の届出受理数は162品( 6 月30日現在:撤回を除く)。コロナ禍においては、業務用商品が苦戦する中、内食需要の高まり、通販利用の拡大、健康志向などを背景に、新たな認知拡大の取り組みや、機能性表示食品、健康志向食材などを開発・上市する動きも見られる。

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