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【5-ALA】ミトコンドリア活性化を介した多機能に注目

生命の根源物質“ミトコンドリア”を活性化させる5-ALAは、「血糖値」「運動」「睡眠」「肌」「男性更年期」「うつ」「抗疲労」「コロナ後遺症」などに関するヒト介入試験データが蓄積されている。機能性表示食品はサプリメントのほか、昨今ではドリンクやソフトキャンディーでの商品化もみられはじめた。新規ユーザー獲得に向けた取り組みでは、「美容」「ペット」「海外」市場に注力する動きも。商品戦略やチャネル戦略による市場開拓が進んでいる。

血糖値からコロナ後遺症まで ヒトに対する臨床研究30報

5 -アミノレブリン酸(5 -ALA)は、細胞や血液中に蓄えられる遊離アミノ酸の一種。ミトコンドリアのエネルギー(ATP)生産の過程において必要不可欠な物質であり、ミトコンドリア機能を活性化させる。5 -ALAは体内で鉄と結合することで、「へム」という物質に。ミトコンドリア内では「シトクロム」という物質になることで生命エネルギーを生み出している。 5 -ALAは、ヒト介入試験によるエビデンスを多数積み上げている。「血糖値」「高齢者の運動」「男性更年期」「うつ」「抗疲労」「コロナ後遺症」などに関する論文は計30報に及ぶ(診断薬・ガン関連除く)。 血糖値に関する論文は、境界型糖尿病を含めて5報のエビデンスが発表されている。広島大学の研究では、5 -ALA15mgの摂取で境界型糖尿病の血糖値改善を確認したほか、鉄との相乗効果でさらに良い結果を認めた。

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