食用油市場は、世界的な原料高騰や値上げ等の影響を受けて微減で推移する中、米油が国内外で好調に推移。エゴマ油やアマニ油は、TV報道等で突発的に伸長するものの、節約志向や買い控えなどの消費低迷下において、長期使用可能な形態や、少量で使用できる商品を志向する傾向が強まっており、ここ数年は苦戦している。ネクストオイルでは、高級オイル“アルガン”や、加熱調理に適した健康オイル“カメリナ”、フェムケア訴求でニーズの高い“ボラージ”などの新たな展開がみられる。
原料高騰や値上げの影響続く
植物油市場は、世界的な原料価格の高騰が影響し、厳しい状況が続いている。背景には、パーム油、大豆油、菜種油を中心としたバイオディーゼル向けなど世界的な食用油需要の増大や、北米、南米、欧州など原料生産国の天候不順に加え、円安による原料調達コストの上昇、ロシアのウクライナ侵攻による穀物需給不安の高まりなどがある。大手各社では、家庭用、業務用ともに安定供給を前提とした食用油の段階的な価格改定を実施。相次ぐ値上げを受け、卸や販売先での販売数量が減少傾向にある中、各社では、混合油の提案や高付加価値商品の開発、催事・イベント開催などに力を入れている。
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