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【カキ】疲労サポートでユーザーの裾野拡大、フェムケアにも注目

栄養成分を豊富に含み、“海のミルク”“海のスーパーフード”とも呼ばれる海産物由来の伝統素材・カキ。馴染みある食材という安心感、優れた体感性から、活力・スタミナ向上や健康維持を目的としたユーザーに支持され安定市場を形成する。昨年後半は、瀬戸内海におけるカキが収穫不漁に見舞われたが、今年2月に入り回復基調にあり、供給面における影響は今のところ限定的。市場では、サプリメントやドリンク、ゼリーなどが流通。店販チャネルでは、定番アイテムになり、機能性表示食品も流通する。また、スポーツ領域やフェムケアの利用が進むほか、疲労サポート商材として新たなユーザー獲得もみられる。長年に亘り健康食品業界で活躍するカキ。まだまだ、拡大の余地がある。

栄養満点のカキ、別名“海のミルク” 産地、抽出法などで差別化

 海産物由来の伝統素材・カキ。国内では、瀬戸内海産、北陸産、三陸産などのカキを使用。県別生産量では、広島県が最も多く、1万6,900 tで国内の約 6割を占める。一方、昨年10月頃から収穫量が激減。例年に比べ 9割減といった場所もみられた。夏の猛暑による高水温や、少雨による塩分濃度の上昇など、複数の要因が重なったことが影響しているようだ。県によると、「まだ予断を許さない状況だが、今年2月半ばぐらいから収穫量は回復基調にある」と話す。
 カキは、クロム、マグネシウムなどのミネラル類、ビタミン B、Eをはじめとしたビタミン類、グリコーゲン、タウリンなどを豊富に含む。なかでも、体内で作ることができない必須微量ミネラル・亜
鉛の含有量は食品中で突出しているほか、タウリンもトップクラスの含有量を誇る。健食市場で流通する原料は、各社による製法の違いはあるが、カキを抽出・濃縮したものが大半を占める。海外品は中国
産、韓国産、インド産などがある。

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