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【ポストバイオティクス】多様な可能性と扱いやすさで世界的関心

 加工特性の良さやコンタミリスクの低さを理由に、あらゆる食品に利用されるようになった殺菌乳酸菌。国内市場では、中食や外食産業でも採用が広がるなど、手軽に健康価値を付与できる食品成分として定着している。本紙が6月に実施した健康食品受託製造企業へのアンケート調査では、上期の人気受注素材に2年連続でトップに。一昨年NMNにその座を明け渡したそれまで6年連続で1位とキープするなど確固たる地位を築いている。圧倒的な人気の要因は多様な機能性にある。特に機能性表示食品では、腸内環境の改善や抗ストレス、肌の保湿など、幅広い受理品が流通する。免疫の維持ではあらたな関与成分も登場し、話題に事欠かない。こうした人気は海外にも波及。従来、欧米ではプロバイオティクス(生菌)が主流だったこともあり、殺菌菌体の市場はある意味日本が独自に形成してきた特殊な市場だったが、幅広いエビデンスが蓄積されたことによってグローバル市場への新たな扉を開いた。近年ではprobiotics(プロバイオティクス)、prebiotics(プレバイオティクス)にならび、殺菌菌体や代謝物を指すpostbiotics(ポストバイオティクス)として定義されるなど、世界から注目が集まっている。

次世代素材「ポストバイオティクス」、世界からも関心

近年、次世代シーケンサーなどの技術発展により、腸内細菌に関する研究が一気に進んだ。また腸内フローラへの関心の高さも追い風となり、乳酸菌をはじめとしたプロバイオティクスや食物繊維・オリゴ糖などのプレバイオティクスは世界的に研究が深化し、その利用も拡大している。関心高まる乳酸菌原料だが、なかでも殺菌乳酸菌や代謝物に世界が注目している。

続きは、本紙7月1日発行号(1839号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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