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冬虫夏草

新たな用途提案、需要喚起
 滋養強壮や免疫力強化、抗腫瘍効果など優れた有用性を備え、医療機関や漢方相談薬局など医薬系ルートでは信頼の高い冬虫夏草。
 さらに昨今、原料各社では、美容・アンチエイジング、スポーツ時の疲労感改善など、現在人気の市場に対応できるエビデンスを揃えることで、新たな市場開拓に向けた用途提案を進めており、需要も拡大しつつある。


 冬虫夏草とは、冬の間は虫の姿をしていたものが、夏になると植物(キノコ)の姿を現すことから、その名がついた神秘的な生物。
 天然の「コルディセプス・シネンシス」は乱獲などの影響もあり、希少な存在となっており、価格も高騰している。
 このため現在、健康食品市場に流通している冬虫夏草は、日本や中国で人工培養・栽培されたものが主流となっている。
 有用性については、滋養強壮や免疫力増強、抗腫瘍、心肺や肝機能の向上、血圧抑制、抗アレルギー、抗糖尿、抗酸化、抗ストレス、アンチエイジング、代謝促進、女性疾患対策―― など従来認知されているものから新たな訴求点を追求したものまで多岐にわたり、日本薬学会や日本農芸化学会などでも発表されている。
 
 

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