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産総研・木山氏ら カプサイシンのエストロゲン作用を確認

「女性ホルモンの代わりに」(産総研・木山氏)
 独立行政法人産業技術総合研究所のシグナル分子研究グループの木山亮一氏らは先月22日、カプサイシンの持つエストロゲン作用を発見したと発表した。
 木山氏によると、「今回発見したエストロゲン作用には、これまでエストロゲン製剤が持っていたがんのリスクがないことが明らかになった」という。


 エストロゲン製剤は、受容体を通してがんのリスクを高めることが問題となっていた。
 今回の研究成果を受け、「今後、新しいエストロゲン製剤として、療法や創薬に利用できるだけでなく、この化学物質を利用した、がんのリスクのない新たなホルモン薬の開発が期待できる」とし、新たな健康食品の可能性を広げる物質としても期待が大きいと語った。

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