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機能性研究、中国の論文数急伸 日本は横ばい

機能性表示は「健康増進に寄与」

科学技術振興機構はこのほど、「研究開発の俯瞰報告書(2017年)」を発表した。食品機能性の基礎研究について、日本では特定の領域では強みを発揮しているものの、近年中国など地域の論文数が急伸している現状を指摘。機能性食品制度の政策的課題として「病者用データでなく健常人対象の試験で健康の維持・増進効果を立証するのは困難」としている。


同報告書は、エネルギーや環境、ナノテクなど168の研究開発領域について世界や日本の進展傾向やさまざまな課題などをまとめたもの。医薬品や医療機器、食品などの領域に関する「ライフサイエンス・臨床医学分野」では、機能性表示食品の現状や政策的課題について触れた。まず「高機能・高付加価値作物」の項では「食品が健康増進に役立ち、疾病予防に寄与していることが検証され、それを表示できることが国民の健康維持増進に寄与すると考えられる」と評価した。

本紙では生鮮食品分野での受理品目が一部にとどまっている現状について担当者に聞いたところ、「生鮮食品の場合、特・・・

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