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特集トクホ 7,000億市場、08年特定健診契機に更なる飛躍へ

サントリー『黒烏龍茶』の大ヒットをはじめ、各社が飲料系商品を中心にテレビCMを打つなど、活発な宣伝活動が注目されるトクホ。許可件数は700品目を突破、今年に入ってからの許可件数は111品目を数え、例年にないペースで増加している。市場規模も7,000億円に到達していると見られ、メタボリックシンドロームへの高い関心や、来年4月からスタートする特定健診制度を一大契機に、さらなる飛躍が期待されている。現在、体脂肪、血糖、血圧関連のトクホ商品で、「メタボ対策」を合言葉に各社さまざまな販路で提案が行なわれている。もうひとつの市場拡大の鍵とみられる新規関与成分、および保健の用途の拡大にも注目が集まる。昨年のRJトクホの誕生に始まり、今年に入っても新たに3つの成分がトクホの関与成分となった。保健の用途では、総医研ホールディングスが進める抗疲労トクホで今年6月にトクホ申請が行なわれ、現在審議中となっている。一方、新トクホ制度は施行後2年半が経過したが、依然規格基準型トクホ15品目に対し、条件付きトクホ1品目、疾病リスク低減表示トクホ1品目が許可を受けたに留まっている。

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