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【インタビュー】「伝統キノコ素材・霊芝」 -機能性表示、トリテルペノイド類の「分析・安定化」「健常者でのヒト試験」が鍵

霊芝の機能性研究に従事する九州大学農学研究院の清水邦義淮教授。機能性表示食品を目指す企業を支援する「目利き調査事業」(福岡県バイオ産業推進協議会)にも参画する同氏に、霊芝の魅力や機能性表示食品の可能性について話しを聞いた。

健康産業新聞_九州大学農学研究員_清水邦義

清水邦義氏
九州大学 農学研究院 環境農学部門 サスティナブル資源科学講座 森林圏環境資源科学研究分野

―― 伝統キノコ素材・霊芝の特長、魅力は
霊芝の機能性成分として考えられているのはβ-グルカンなどの多糖類や機能性タンパク質に代表される高分子化合物群と、400種類以上報告されている低分子の高度に酸化されたトリテルペノイド類です。特に後者のトリテルペノイド類は、化学成分的に他のキノコとは一線を画する違いがあります。多種多様なトリテルペノイド類の一つ一つは、異なる薬理活性を有することが明らかになっています。これらの……

ウェブでは一部を公開しています。全文は「健康産業新聞」紙面(2018年1月17日発行・1636号)で

―― 霊芝の機能性表示食品における可能性について
霊芝の機能性表示食品を目指すには、「健常者でのヒト試験」と「関与成分分析による品質管理を基盤とした栽培方法の確立」が鍵になると考えられます。
過去の研究をひもといてみますと、これまで様々なヒト試験がなされていますが、健常者(境界領域)でのヒト試験の例は、ほとんどありません。排尿障害に関しては、健常者での臨床試験が実施され、査読付き……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1636号/2018年1月17日号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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