食品素材の記事

鶏ムネ肉プラズマローゲン摂取による認知機能低下予防作用を発表

IHMで取り扱っている丸大食品の鶏ムネ肉プラズマローゲンが、マウス実験にてLPS(リポ多糖)誘導性の脳内炎症の抑制作用があることを発表。国際ジャーナル誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載された。

今回の試験は、プラズマローゲンを事前に3ヵ月間摂取後に炎症剤(LPS)を7日間投与し、プラズマローゲンを摂取することによる予防的効果を確認。脳内炎症抑制効果の確認として、グリア細胞の分布及び炎症性サイトカインの発現、アミロイドβの蓄積状態、水迷路試験による学習記憶行動の評価について、コントロール群、LPSのみ投与群、プラズマローゲン0.1μg/ml飲用+LPS投与群 、プラズマローゲン10μg/ml飲用+LPS投与群の計4群で比較した。

その結果、プラズマローゲン継続摂取マウス群のどちらもグリア細胞の活性化、LPS誘導性の脳内炎症、アミロイドβの蓄積が抑制された。また、水迷路試験についてもプラズマローゲン摂取群はゴールへの到達時間が短縮し、いずれの評価においてもプラズマローゲンを継続摂取することで、予防的に働くことが確認された。

鶏ムネ肉プラズマローゲン供給元の丸大食品では、「抗中枢神経系炎症剤」、「脳神経細胞新製剤」、「学習記憶能力増強剤」の特許を取得している。プラズマローゲンの継続摂取により、脳機能改善、学習記憶改善、そして新たに認知機能低下予防の3つの効果が期待される。今秋には粉末タイプの原料の上市を予定しており、さらに幅広い層へ訴求していく。

※鶏ムネ肉プラズマローゲン
ヒトの体内に存在するリン脂質の一種。特に酸素消費量の多い、脳、心臓、腎臓、骨格筋に多く含まれており、アルツハイマー病患者の脳でプラズマローゲン量が減少するという論文発表から注目が集まった。
平成19年度に農水省の民間実用化研究促進事業の一環として丸大食品が研究をスタートさせた機能性素材で、国産鶏肉のムネ部分を特許製法で加工し、プラズマローゲンを12.5%以上に規格化した食品原料である。
※本原料は2018年4月に食薬区分改正通知による非医薬品と判断された。

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