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HACCP対応で注目される防虫粗じんフィルタ・ユニット発売

日本無機は、外気取入れ口からの虫の侵入を防止する防虫粗じんフィルタ・ユニット「ボーチューン®」を発売した。

ボーチューン®は、ろ材を外・内フレームで押さえ込むことでろ材とフレームの隙間をなくした防虫粗じんフィルタと、カムロック締付機構採用によりユニットとフィルタとの圧着を可能にした防虫粗じんフィルタユニットを組み合わせたもの。食品や製薬などの工場施設や調理室等の外気取入れ口に設置するだけで異物混入や汚染要因となる虫の侵入リスクを大幅に減らすことができる。食品衛生法改正によるHACCP制度化の流れを踏まえ、同社はこれから食品工場での採用を強力に進める。

食品工場内への外気の取入れは内部を陽圧に保つために必要だが、一般にその取入れ口に設置されているフィルタ・ユニットにはわずかなすき間があるため、そこが虫の侵入経路となっているケースが見受けられる。近年は食の安心・安全を確保するため、製造加工環境の衛生管理や防虫対策が進み、工場内空間の陽圧保持もその一環ではあるものの、そのための外気取入れ口が図らずもリスクポイントになりかねない。

ボーチューン®は、こうした現場の実情を踏まえて開発されたもので、フィルタやユニットの機構・仕様を改善することにより、虫の侵入経路となり得る隙間をほぼ完全になくした。ろ材を通過してしまう微小な虫についても防虫ネット(オプション)を組み合わせれば侵入が防げる仕組みだ。

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