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従来にない極小サイズのナノ化を実現~機能性成分の生体利用率向上

水と油の高分子スペシャリストとして研究開発型企業を目指す株式会社MORESCOでは、新たに開発した可溶化製剤を利用して、機能性素材をナノ水溶液化し、生体利用率を上げる技術を開発した。

これまでのナノ化との違いはそのサイズが極めて小さいこと。機能性成分を可溶化剤に溶解させ、これを水系媒体に希釈した時、粒子径が6~12nm、PDI値0.1以下の水中油型ナノエマルションを得ることができる。機能性成分としては比較的脂溶性の低いクルクミンから、脂溶性の高いCoQ10やトコフェロールまで幅広く対応できる。これら難溶性の機能性成分をシングルサイズの水溶液とすることで生体利用率の向上を期待できる。

同社では10月2~4日の食品開発展に、この技術を初披露。連日プレゼンテーションセミナーを開催し、素材メーカーや健康食品メーカーへ技術の提供を呼びかける。

※食品開発展についての詳細は⇒ https://www.hijapan.info/

原料規格書管理限定エントリーモデルを発売
「Mercrius クラウド®」ユーザー新規開拓加速

【2019年8月号・特集】機能性成分の吸収利用率向上技術と素材開発

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