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ハザードとリスクの違いを理解することが必要―食品添加物メディアフォーラム開催

(一社)日本食品添加物協会は、10月29日に第47回「食品添加物メディアフォーラム」を開催した。本フォーラムは、消費者に対する啓発活動の一環となるマスメディアを対象としたフォーラムで、2006年の第1回から開催を重ね、今回が47回目となった。

はじめに、日本食品添加物協会 専務理事の松村雅彦氏が挨拶。
食に関する世の中の関心は高く、新しい情報発信が必要である。食品添加物に関する不安を煽る雑誌やSNSが多く、正しい理解がされていない。本メディアフォーラムは、メディアの方々に食品添加物に関する理解を深めてもらい、消費者への有効な情報発信に繋がればと考えている、と語った。

続いてNPO法人食の安全と安心を科学する会(SFSS) 理事長 山﨑 毅氏が「紅麹を教訓とした食の安全性の見極め方 ~科学的視点から「食のリスク」を再考する~」と題して講演。食品のリスクや安心・安全についての考え方など、紅麹問題や機能性表示食品の話題を交えて紹介した。

・食の安心と安全を語る際には、まず「リスクの定義」が必要である。
「リスク」とは、「将来の危うさ加減」のことで、“今の危険”ではないこと。食の安全は、許容可能な水準に抑えられた客観的状態であり、ゼロリスクではない。また、安心は、リスクが無視できるイメージで、「信頼」と強く関係していることである。

・ハザードとリスクの違いを理解する必要がある。
ハザード(危害要因)はリスクをもたらす可能性のこと。ハザード=危険、ではない。
リスクは、ハザード×危害が起きる頻度や可能性(摂取量の多さなど)。
ハザードの情報だけを伝えて、リスクの大小を伝えないと、リスク認知バイアスに押し入る。
「リスクのトレードオフ」⇒小さいリスクを避けて大きなリスクにあたること
例:食品添加物の健康リスクを恐れて食品添加物を適正に使用しなかったため野菜のO157汚染で死亡、のようなこと。

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