関連トピックス

フッ素化合物を含まない食品器具用コーティング剤を開発

奥野製薬工業は、有機フッ素化合物(PFAS)フリーで食品用器具・容器包装ポジティブリスト制度に適合する食品器具用コーティング剤「トップセラリリース FG-1」を開発し、市場開拓を開始する。「環境と人にやさしい技術の確立」の方針のもと、自社で長年培った工業用の表面処理技術を活かし、食品の製造、販売、調理、貯蔵などの際に使用する食品用器具を対象に、非粘着性・防汚性に優れたシリカ系薄膜コーティング剤に仕上げた。

トップセラリリース FG-1は、スプレーで塗布した後、30分間の200℃熱処理によりシリカ系コーティング皮膜が得られる。一般的なフッ素コーティング剤と同等の非粘着性があり、耐油性、耐食性にも優れる。炊飯釜への塗布試験では500回程度使用しても非粘着性を維持し、麺類などの茹で鍋に使用した場合、付着したアクが容易に洗浄できることから洗浄工程における環境への負担も軽減できる。

主剤、硬化剤、非粘着性付与剤の3液構成で、フッ素化合物を含まないため、PFAS規制に対応している。食品用器具・容器包装について定められたポジティブリスト制度にも適合する安全性の高い製品である点を訴求し、普及拡大を図っていく。


メスティンで炊飯した米の付着抑制効果
(左)未加工品 (中央)フッ素樹脂加工品 (右)トップセラリリースFG-1塗工品

【2024年11月号】特集/食品のカラートレンドと海外輸出

弾力性とゲル強度を併せ持ったユニークな植物たん白素材-キャノーラプロテイン

関連記事

  1. 植物由来タンパクの世界的供給国を目指す―カナダ・プロテイン産業協…
  2. トコトリエノール複合製剤EVNol SupraBio™が糖尿病性…
  3. 世界マメの日 記念セミナー開催―(公財)日本豆類協会・雑穀輸入協…
  4. 腸内環境に関する最新研究を発表―第3回抗酸化・機能性研究会開催
  5. 第28回腸内細菌学会学術集会を6月に開催―腸内環境の最新研究と社…
  6. DHA・EPA協議会、10/26に公開講演会を開催「ヒトの生体機…
  7. DM三井製糖とサラヤが共同コンセプト商品として“砂糖+羅漢果”の…
  8. Processed food 日本版FOPNL導入間近 ~消費者庁、令和7年度 第1回日本版包…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP