日本介護食品協議会は、会員企業を対象とした2024年の食べやすさに配慮した食品(ユニバーサルデザインフード、UDF)の生産統計を発表。生産量72,041トン(前年対比105.2%)、生産額56,356百万円(前年対比110.0%)で、生産量、生産額ともに増加した。生産量についてはコロナ禍で需給バランスが乱れ減少に転じた2021年以来の増加となった。
またキューピーによる介護にまつわる意識調査では、仕事をしながら家族の介護を行う「ビジネスケアラー」はUDFの認知率・購入率ともに一般生活者全体より顕著に高く、とくに家庭内での調理が難しいペーストやゼリー、ムース状の「かまなくてよい」食品にニーズがあるという。経済産業省 の介護施策資料によれば、2030年には家族介護者の約4割にあたる318万人がビジネスケアラーになる見込み。UDF市場のさらなる拡大が予想される。












