アルギン酸メーカーのキミカは20日、グループ会社の専門商社キミテックスとジェランガム専業メーカーの中国・GBH Bioscience社との間で日本市場における総代理店契約を締結したと発表した。キミカは、日本市場におけるGBHのジェランガム製品の販売、マーケティング、技術サポートおよび顧客対応を一括して担うこととなる。
GBH Bioscience社は、中国雲南省保山に本社を構えるジェランガムのリーディングメーカー。国際的に高く評価されるハイドロコロイドの研究者とプロセスエンジニアが在籍し、世界水準の生産技術力と製品開発力を有し、安定した品質を誇る。現地では水力発電によるエネルギーを活用し、微生物発酵による製造コストを抑えるなど、価格競争力とサステナビリティにも優れる。HA型のみならず、脱アシル化を要するLA型、その中間のMA型まで幅広く取り揃えており、GBH社の新グレードMA型はHA型のゲルテクスチャーを維持しつつも、ゲル化温度が低いという特徴を持つ、作業性や加工性を高めた製品である。
キミカでは、アルギン酸事業で培った在庫体制を駆使し、迅速かつ安定したデリバリーが可能であり、日本の食品市場に新たな風を吹き込む、としている。














